2009年11月22日

3年に一度はドラッカー

僕の人生に、もはやドラッカーはなくてはならない存在です。



僕の人生には、これまで3つの転機がありました。


1つ目は大学2年のときに非営利組織の可能性を知り、当時目指していた
「教員」への道を捨てたとき。


2つ目はフローレンスに入って1年目、自分の力量不足に絶望し、
何度辞めようと考え、くじけそうになったか。
それでもフローレンスの持つ可能性を信じ、自分の持つ可能性を
信じてチャレンジしようと決意したとき。


そして3つ目は今年(フローレンス4年目)、自分の持つ能力の限界
を知り、また、逆に自分のもっている可能性・強みを知り、
自分が社会において果たすべき使命を知ったとき。


その全ての場面にドラッカーの著作がありました。



まず1つ目の転機の時、僕はドラッカーの『ネクスト・ソサエティ』
(ダイアモンド社)を読みました。
そこで、「知識労働者」という概念と、社会の担い手としての
「非営利組織」の存在を知りました。


「知識労働者」という概念は、「学校を卒業し、就職した先に
自分はどんな人生を歩むのか?」という問いに対して、
「知識労働者として、価値を生み出す働き方をする」という
一つの答えを僕にもたらしてくれ、そのため、「今大学の教職課程で
学んでいることを、そのまま僕は子どもたちに伝えたいのか?」
という新しい問題意識を与えてくれました。


そして「非営利組織」という概念は、「社会を構成するものは
何か」という問いに対して、「学校と企業とテレビの中の世界」
しかなかった僕の考え方に、革命的な変化を与えてくれました。


しばらく試行錯誤するに従い、
「今大学の教職課程で学んでいることを、そのまま僕は子どもたちに
伝えたいのか?」という問題意識に対して、
「非営利組織で働くことで、人へ奉仕し、社会へ奉仕する新しい
働き方があるのではないか」
「非営利組織に限らず、組織において成果を出す時、
身近な人々の幸せのために、成果を享受する遠く離れた誰かの
幸せのために奉仕する働き方があるのではないか」
という答えが見えてきました。


そして、「そんな働き方をするために僕たちは日々学んでいるのだよ」
と子どもたちに伝えることこそ本質的に重要であり、
僕はまず、そのロールモデルとなることを目指してソーシャルベンチャーに
就職することを決めました。




そして第二の転機、フローレンスでの一年目のことでしたが、
当時のフローレンスは本当に何の組織的基盤もなく、
それでも事業規模を拡大し、成長することを志向していました。



当時の僕は、自分のキャパシティの200%の業務を常に抱え込み、
朝6:40から終電まで働いても、それでも満足できませんでした。


もっとうまくやりたい。もっと成果を出したい。
でも仕事は終わらない。アウトプットが悪い。
果てがない。
という状況で忙殺されていました。


そんな中、なんとインフルエンザで一週間休むことになってしまったのです。
部屋で寝ていて、いても立ってもいられず、積読(つんどく)されていた
うちの一冊の本に手を伸ばしました。


それがドラッカーの『非営利組織の経営』です。


この中で、
「非営利組織を経営するということ」
「優れたマーケティング戦略が必要であること」
「顧客という概念で考えること」
「組織ではなく、ミッションありきであること」
「リーダーとして卓越した存在であろうとすること」
を学び、僕は非営利組織の持つ可能性に打ち震えましたし、
それはフローレンスにおいて実現できることであり、
僕が主体となって行動していくことができることだ、
という可能性を知りました。


それから、僕は自分が見ているフローレンスの持つ可能性のため、
自分が見ている自分の持つ可能性のために走り抜けることを決意したのです。





最後、3つ目の転機は今年ありました。
この一年のフローレンスに起こった最大の転機は
「起業モード」から「経営モード」に切り替わったことだと
考えているのですが、それは別の機会に詳しく書くとして、
僕は自分の働き方、他のスタッフとの関わり方を完全に見失っていました。



そんな中、過度の心労のため、体調を崩し、仕事のペースを
落とさせてもらったのですが、そのとき、「あぁ、自分の限界って
ここだったんだな」と悟ったんです。



「自分はこういう場面では頑張れるけど、こういう場面では
すっごく時間がかかって、しかも成果が悪いな」ということを
理解したのです。



このとき、やはりドラッカーの『非営利組織の経営』を読み、
大切なことに気づいたのです。


それは
「人は強みによってしか成果を生み出すことはできない」
ということです。


これは非常に重要なことです。


強みでなくても、人は行動することで成果を生み出すことができます。


しかし、ドラッカーは単に行動するだけでは十分でなく、
「社会的な価値を生み出すためには、強みに集中して卓越した
成果を生み出すことが本質的に重要である」
と語ってくれていると考えるわけです。


それはつまり、人生という限られた時間の中で卓越した成果を
生み出すため、強みを知り、強みを生かすことが重要であり、
強みでないものを自分が行うことは時間対効果が悪いという
一つの真理を導いてくれます。



僕は、自分の強みを分析し、その強みを生かす方法を徹底的に
考え抜くことで成果を生み出す方法を知りましたし、
さらに嬉しいことに、一緒に働くみんなの持つ強みと弱みに
注目することでチームとしての成果を生み出す方法も知ることが
できました。




以上、長々と書きました。
僕はドラッカーのように、本質をえぐり出し、人々の意識と行動に
変化を与える人材を目指しています。


さて、3年後はどの著作を読んで何を学ぶのか。
本当に楽しみです。
posted by Vicky at 09:49| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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