2009年07月23日

パズル

ご無沙汰しております。
お元気ですか?僕はほどほどです!!


突然ですが、『幽☆遊☆白書』というマンガをご存知ですか?
子どもを助けて死んじゃった極悪の不良高校生・浦飯幽介(うらめしゆうすけ)が
霊界探偵として生き返り、妖怪や霊界がらみの事件を解決していくという物語です。


そのマンガの登場人物に桑原(くわばら)くんという男の子がいます。桑原君は幽介の仲間の中では弱いほうなのですが、
漢気(おとこぎ)溢れる兄貴分で、僕は登場人物の中では一番好きです。


その桑原君が、あるときから霊能力を全く使えなくなってしまい、
まるっきり普通の人と変わらない状況になってしまいます。
そんな折、敵一味の一人に襲われます。


桑原率いる不良グループの仲間も巻き込まれ、危機的な状況に追い込まれるのですが、
みんなやられちゃう!?というまさにそのとき、眠っていた霊能力が
以前以上の能力を伴って復活し、その敵を蹴散らすんです。


前置きが長いですが、僕は以下の部分を話したくて書いています。


実は、その復活のことを師匠である玄海(げんかい)師範は見抜いており、
幽介に「今度桑原に会ったとき、注意深く見てごらん。
何かが生まれる前の卵を見ているような、妙な感覚になるだろう」
と言っていたのです。(うろ覚え)


僕は今、この言葉をかみ締めています。


なぜなら、僕にとってこの1年あまりが、まさに霊能力の使えない
桑原君状態だったからです。


そして今、まさに卵を割らんともがいているところだからです。





この1年ほど、僕は目標を失っていました。


社会問題をビジネスで解決すること、
自己実現と働くことを一致させること、
ソーシャルベンチャーという存在が広がっていくこと、
それを通じて、将来高校生や大学生に働くこと、学ぶことの意味を
伝えていくこと、
その全てが僕の形にしたいことでしたし、そのための修行の場として
フロレで頑張っているたし、今頑張っています。


それがこの一年ほどは、全てに意味を失っていました。


なぜ社会問題をビジネスで解決することにこだわるのか
 →ビジネスの形でなくとも、社会保障や福祉の中で実現されて
  いってもいいではないか
 →ビジネスモデルでなくても、寄付や助成金を原資にしたところで、
  課題が解決できればいいじゃないか


なぜ自己実現と働くことを一致させるのか
 →子どもや奥さんを養うために、やりがいをもてない仕事であっても、
  頑張って働きお金を稼ぎ、家庭を守っていくことはすごく価値があり、
  また尊敬できることじゃないか
 →何も働くこと=自己実現でなくてもいいではないか


なぜソーシャルベンチャーという存在が広がっていくことがよいのか
  →「ソーシャルベンチャー」という組織の捉え方自体に
   どれだけ本質的な意味があるのか
  →社会的な困難を抱える人に手を差し伸べることの行為そのものが
  成果につながるのであって、概念ありきではない


僕が信じて疑わなかった命題に対して、自ら疑問を投げかけることで、
信念が揺らぎ、自分が拠って立つものを失ってしまったのです。




しかし、拠って立つものを失ったとしても、その下にはちゃんと地面が
あるわけで、最近、ようやくと自分の立っている場所がわかるように
なってきた気がするのです。


それは「共に今を生きる」ということです。




その人が一生を通じて、一つのパズルを組み立てていると考えてみます。
手に取ったピースが埋まる先を一緒になって考えていきたいし、
そのピースがはまっていって完成する図柄を想像したい。


一緒に手を動かし、一緒に考え、時に完成図を妄想し、ワクワクを共にし、
ピースが埋まったら喜びをかみ締める、図柄が出てきたら一緒に
味わってみる、そうした一瞬一瞬を共に過ごすことが僕にとって価値が
あるのだと気づいたのです。


そのためには、人間としての幅が必要です。
そのために、僕は学び・成長し続けたいんです。


昨日までは明日が来ることが怖かった。


でも、今、その気付きを得た僕は、明日が来ることが楽しみで
仕方ありません。


卵が孵化する瞬間を楽しみに待ちたいと思います。
posted by Vicky at 00:18| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰ですね。

そして、良いインスピレーションを得たようですね。

私は、ソーシャルアントレプレナーにもソーシャルベンチャーにもNPOにも背を向け、「会社」として自分の理想を実現することに、こだわることを決めています。

貴君は、さて、どんな道を歩くのでしょうか。

いずれにせよ、多少の迷い疑問は残ろうとも、針路を定めることが、大切と思います。

Von voyage!
Posted by 杏 at 2009年07月23日 18:18
>杏さん

ご無沙汰しております!お元気ですか?
早速のコメントありがとうございました。

どんな形であっても、何を名乗っても、大切なことは何を生み出していくか、
ですよね。

ただ、どういう形を取るか、どう名乗るのかは、成果を高めるために有効な手段になりうる、
ということも、一方であることに気づきました。


本質を見失わず、それでいて自分らしく成果を出していく。
それを教わっている気がします。
またぜひアドバイスを下さいね!
Posted by vicky at 2009年07月23日 23:14
苦しい、でもすごく大切な時間を過ごしてたんだね。

vickyさんは、いつも、自分の進む先を真っ直ぐ見つめられる人だな、と思います。

私は、今の私のことでいっぱいいっぱいになってるから、

vickyさんのそういう姿勢がとても眩しく見える。

ここまで来たら、孵化はすぐそこかな(^^)。
Posted by chifumi at 2009年07月24日 03:09
>chifumiちゃん

コメントありがとう!
>私は、今の私のことでいっぱいいっぱいになってるから、
vickyさんのそういう姿勢がとても眩しく見える。
俺はまず、自分は苦しんでるんだ、っていうことを自覚して、
人に相談できるようになるところからだったので、chifumiちゃんがもし同じ様に苦しんでいるなら、
もうすぐ解決するんだろうなって思いました!

俺の場合、まっすぐにしか生きられないのだけど、それだけでは自分のエゴであり、
うまくいかないこともあるんだって、本当に意味で知った気がする。
でも、その気持ちを失うことは、また自分を失うことでもあるので、
まっすぐに「共に」生きるための強さを身に着けていきたいと
ただただ思っています。

また語り合いたいね!
ぜひ飲みに行きましょう☆
Posted by vicky at 2009年07月24日 19:07
ご無沙汰してます。

非常に考えさせられる内容でした。

「どういう人間になりたいのか」

改めて考え直しながら、社会人生活を送っています。
Posted by てっぺー at 2009年07月25日 23:10
やっと自分のやっていることに疑問を持ちましたか〜
待っていました!!

ちなみに私も今疑問を持っていて、農業に興味を持っています。
つまり、奥さんが社会参画できる、といったことの本質は、お夕飯が食べられることではないかと。
(その話はまた今度)


ただ、忘れてほしくないことは
ソーシャルなんとかと言う、けったいなカタカナ文字の人たちだけでなくて
世の中で働いている多くの人が、多くの企業が、社会問題に取り組むために働いています。
自分たちだけが、社会問題に真摯に取り組む大切な存在である、といった考えは、甘えでもあると思います。


また、ソーシャルなんとかは非営利だの利益優先ではないだの言うけれども
本質として、実現する以上、営利組織以上に高利益率、利益優先の体質にしなければいけないはずです。

例として・・・
治安維持を目的として、巡回を始めた人。
社会問題解決を目的として、巡回を始めた人。

巡回で治安がよくなった。
一人目は、治安維持のために巡回を続ければいい。それがその人の考える存在意義。
二人目は、治安問題が解決した以上、治安問題は社会問題ではなくなる。巡回は当然続け、さらに新たな問題解決に挑まなければいけない。
そうでなければ、社会問題に取り組むという存在意義から外れてしまう。

利益を確保せず、利益を社会貢献に変えようとすればするほど、利益を確保することが必要になる。


なんていう、たのしい葛藤がこれからあると思います。

そんな楽しい葛藤が始まったら、また教えてくださいね。
Posted by toshi at 2009年07月26日 22:06
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